児童虐待と心の病(子供の心はガラス細工の様)

父親の転職に伴い九州から関東への引っ越しが決まり、母から2つの選択肢を与えられた!

 

彼は万引き、自転車窃盗、暴力、タバコ、親の財布からお金をくすねるなど
誰にも教わっていない悪事を次々と発案、実行している最中、父の転職がきまり、
九州を離れて父の仕事の関係(関東のほうが労働単価が高い)で関東に引っ越しを
迫られます。
彼はひたすらに関東行きを拒否して聞きません。
関東は地震が多いし、親戚も助けてくれる人も居ない・・・

 

ある時、母から提案があったのです。

アナタだけここに残ってもいいよ皆とおっても辛いだけやろう?

 

彼はその時目の前が少し明るくなった。
母が言うには、本家の祖母(当時50代)と一緒に暮らし、面倒を見てもらうのは
どうかと言うのである。
彼は元々本家の家が好きで、そこに住まうことができて、家族から離れられるなら
これ以上の幸せはないと喜びました!

 

 

 

 

おそらく母から祖母へ相談が行ったのだと思います。
父がこの件に関わっているとは到底思えない、何故なら
父は家族という名のもとに母、姉、彼、弟を支配下に置き、
気に入らなければ殴る対象とし、半面家族ごっこをするという
支離滅裂な考えを持っていたかだ。

 

その話があってから暫く経ち、母から衝撃的な言葉が伝えられました。

 

お祖母ちゃんはアナタの面倒をみることができないって言ってる

 

立ち尽くした彼。・・・
希望の灯がまた消えた
後日直接祖母のもとへ話をしに言った彼はお願いをしました。
「こに住まわせてほしい、迷惑はかけない、自分のことは自分でやる」と
もともと本家は商家で地主であったため、お金には不自由していなかったのです
祖父は元銀行員で早くして亡くなり、保険金なども入り、正直お金には困っていなかった。
その証拠に祖母は働いておらず、趣味である油絵を書いて作品展に出店するなど
気ままな生活をしていたのです。
祖母に足りなかったのは自分の子供や孫に対する愛情というものが
まったく無かったのです。
祖母「お祖母ちゃんも年やから〇〇ちゃんの面倒は見きれん、お金もないし←嘘」
本人からも直接断られ、彼は愕然としました。
”見捨てられた”9歳の彼は当然そう思うのです。
更に父からはついてくるよう再三話がありました。
毎日暴言暴力なのに憑いていけるわけないだろ!
だが、考えの足りない彼は「行きたくないけど、どうしてもというなら行ってもいい」
と父言ってしまいました。
その瞬間
父「どうしてもや」ハイ決まり!
という感じで丸め込まれてしまったのです・・・

 

そして小学5年の終わりに引っ越しが確定したのであります。

 

 
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